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ひきずり豆腐
日蓮聖人が池上に到着されたのがちょうどお昼時で、その際、池上宗仲公がお昼食として出されたのが「ひきずり豆腐」です。
お出しを張ったお椀に焼き豆腐を入れ、その上からよくすった黒胡麻をかけたシンプルなもので、今日においては珍しいものではありませんが、鎌倉時代には豆腐も胡麻も高級食材でした。
一説によると、日蓮聖人はものを食べてもすぐ下してしまい、そのためどんどんお痩せになられたとされます。
しかし、「ひきずり豆腐」だけは下すことなく、日蓮聖人も好んで食されたといわれています。
ひきずり豆腐