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隠居からの手紙

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議員年金

国会議員の年金を下げようという動きがあります。また裁判官の給与を下げようという動きもあります。 私はどうもこういう動きに違和感を覚えます。大切で困難な仕事をする人が高給を楽しむことに何の問題もないと考えるからです。

  議員の地位は不安定です。どの選挙で、有権者が心変わりするかわかりません。しかも落選後に仕事を見つけることも容易ではありません。もし彼が心弱ければ、老後のために不正な金を集めたり、不当な圧力をかけたりするでしょう。私たちは有能で誠実な議員を必要としています。
そのためにも、充分な経済的保証が必要です。

  裁判官が公正であろうとすれば、法廷の中だけでなく、私生活も注意を払って過ごすことになります。彼を裁判官と知る人は、彼がいつも正しく生きることを期待します。副収入もあまり期待できません。彼らは私たちより多くの報酬を得る権利があります。
私達は彼らの雇い主です。優れた議員、優れた裁判官に充分な給料を払って心おきなく仕事をしてもらうことが私達の利益になります。

  社会の貧富の格差を指摘する人がいます。職業に貴賎は無いともいいます。しかし仕事には自ずと、必要とする能力に違いがあります。より稀な能力、より強固な献身、勇気、犠牲を必要とする職業には、より多くの報酬があるべきです。

貧富の問題の核心は別のところにあります。それは、お金を弄ぶ人のところへ巨万の富が集まる仕組みにあります。

平成17月10月
石川恒彦

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