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名物・たぬき汁レシピ

本門寺の「延命草」大坊の「ひきずり豆腐」と共に、照栄院の「たぬき汁」は池上の三大名物料理です。日朗聖人の命日、1月21日の前夜、池上山内の僧侶に振る舞われるたぬき汁は、南谷檀林以来の伝統があります。現在では正月2日に檀家一同も賞味します。
たぬき汁
たぬき汁

材料(60人前)

小豆 3合
こんにゃく 10枚
ゴボウ 10本
大根 1本
にんじん 5本
里芋 2た山
ごま油 適量
みそ 適量

作り方

  1. ゴボウは小さめの乱切りにして、水につけ、一晩あく抜きする。
  2. こんにゃくを手で小さくちぎり、ぐらりとくるまでゆでる。その後、水を換えて一晩おく。
  3. 小豆もあらかじめゆでておく。
  4. 大根、にんじんは小さめのイチョウ切り、、里芋はゴボウの大きさに切る。
  5. 大鍋にごま油を入れて、煙の出る寸前まで熱す。
  6. よく水を切ったゴボウを20分くらい丁寧に炒める。
  7. 水を切ったこんにゃく、大根、にんじん、里芋を足して、軽く炒める。 
  8. お湯を注ぎ、ぐらぐらとしたら、煮くずれを防ぐため、少量のみそを混ぜる。
  9. アクを取る。
  10. 小豆を加える。
  11. 最後にみそで味を調える。

(参考) 延命草

本門寺の正月を寿ぐ縁起の食べ物です。うなぎのかば焼きのように見えます。
戦後中断されていましたが、日淳聖人の時代に一時復活しました。大埜茲稔元執事長の指導によるものです。乾燥は、天日干しを野菜乾燥機に替えるなど、作り方は、少し変化しています。味は変わりません。
延命草延命草

作り方

10月下旬 ~準備~

  1. ごぼうを長さ18センチに切って、金たわしで水洗い。水にさらしておく。
  2. 蒸籠で10分蒸す。
  3. 6センチに3等分する。
  4. 約2ミリの厚さの短冊形に切る。端の丸い所は使わない。
  5. 葦簾(よしず)に並べて、天日で乾燥する。
  6. 表面が乾いたら、野菜乾燥機で乾燥させる。
  7. (間に合わない時は、あくが出て緑色に変色するので重ならないように、水分を切ったものを並べて、冷蔵庫で保管する。)
  8. カラカラに乾いたら、乾燥材の入った缶に保管。

11月中旬 ~つけ焼き作業~

  1. 醤油1合、一味唐辛子小さじ山盛り一杯の割合で作った付け汁に、乾燥したごぼうを漬け込む。
  2. 付け汁を良く切って、凸凹の魚焼きグリルパンで、3,4回つけ焼きする。
  3. 焦がさないため、網はその都度洗うようにする。
  4. ホットプレートを保温にして、少し乾かす。
  5. 野菜乾燥機でカラカラにする。
  6. 冷めたら、乾燥材を入れた缶に保存する。

12月 ~袋詰め~

チャック付きのビニール袋に、由来の紙と共に入れる。
毎年約5,000袋作ったそうです。