猛烈な暑さのなか、一人元気に見えるのが、久遠林(くおんりん)のインド菩提樹です。この木は久遠林(くおんりん)の完成直前に植えたのですが、冬越しに失敗して枯れてしまいました。ところが夏になると、芽が出てきました。根が残っていたようです。以来、冬には厳重な寒さよけを施して、今見る大きさに育ちました。
一般に、菩提樹というと、シナノキ科シナノキ属の木ですが、インド菩提樹はクワ科イチジク属です。この木の下でお釈迦様は悟りを開きました。
関東以北の露地ではなかなか越冬しがたいというインド菩提樹が、たとえ霜よけをするにしても、こうして育つのは、地球温暖化と関係有るかも知れません。