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隠居からの手紙

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シベリア鉄道

   シベリア鉄道でヨーロッパに行こうと計画中です。ウラジオストックからフィンランドのヘルシンキまで汽車で行き、そこから北欧3国を見て、そのあと、娘のいるスコットランドまで行こうと考えています。今までイギリスへは飛行機で行っていましたが、飛行機はとても退屈でした。そこで目先を変えて、シベリア鉄道です。

  ウラジオストックからモスクワまでは、途中下車しなければ、7泊8日の旅です。それでは大変なので、ウランウデとイルクーツクで汽車を降りて何泊かしたいと思っています。

  このことを知り合いに話すと、一様に、羨ましがります。若い人はわかりませんが、私の世代で外国に興味をもっていた人たちは、一度はシベリア鉄道に乗って見たいと思っていたようです。時間とお金がかかりますので、私を含めて、皆、あきらめていたようです。隠居して時間ができましたし、汽車賃も飛行と比べてあまり変わらないようなので、妻と一緒に行くことを決心したわけです。宿泊費と食費は別にかかりますが、それは見物料と考えます。

  準備を始めると、いろいろ面倒なことがわかりました。まず全行程の計画を立て、鉄道や旅館の予約を取り、ヴァウチャーという予約証明書を全ての施設から貰わないと、ヴィザが取れないのです。個人では無理なので、旅行社に頼みました。大きな旅行社よりロシア専門の旅行社の方がいいということなので、案内書に載っていた名も知らない旅行社に依頼しました。

  幸い親切な旅行社で、何度か相談の末、日程を定めました。現在、予約を入れているところのようですが、すぐには返事が貰えないようです。面倒ですが、これでもソ連時代よりは楽になったといいます。石油で金満のロシアは、観光客など必要ないという態度ですが、今石油の価格が下がり、財政が苦しくなってきたといいますから、これから観光に力を入れて、もっと自由に旅ができるようになっていくのではないでしょうか。何しろ広大な土地で、見るところはいっぱいあります。

  服装が悩みの種です。イルクーツクのあたりは極寒で知られています。しかし、旅をするのは4月ですので、少しは緩んでいると思うのですが、あちこち調べても、高温と低温の平均気温しか見つかりません。スキー用より登山用の服装の方がいいと書いてあるので、登山用品店に行って相談しましたら、解らないと言われてしまいました。一つ、4月にイルクーツクに行った青年の写真を見つけましたが、銀座の冬のような服装です。ただ彼は若く、北米人なのであまり参考にならなそうです。道が凍ってすべるので、アイゼン(靴につける鉄の爪)を持って行くよう勧めている人もいますが、4月に要るかはわかりません。

  食べ物の心配もあります。シベリア鉄道には食堂車が付いていますが、うまいという人、まずいという人、高いという記事、安いという記事、いろいろです。メニューが限られているので、日本からフリーズドライの食品を少し持って行くといいという記事がありましたので、先日試しに買ってきました。試食すると悪くはないので、買うことにしました。ボルシチのフリーズドライを買って行って、ロシア人に食べて貰うつもりです。

  言葉も大変そうです。一流のホテル以外では、日本語はおろか英語も通じないと脅かされています。それに、道路標識も、駅の名前も、ロシア文字でしか書かれていないといいます。これは厄介と、教則本を買ってきましたが、文字は33しかないのにまだ全部覚えられません。おはようもまだロシア語で言えません。

石川恒彦

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