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隠居からの手紙

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医療事故

医療事故はあってはならないといわれます。また医療事故は避けられないともいわれます。 わたしはいま父の療養を妻と手伝っています。病院に通い充分な訓練を受けてきました。二人ともどちらかと言えば慎重な性格です。それでも間違いを起こします。

  告白Ⅰ 血糖値を計る針を刺すとき、皮膚の消毒を忘れました。
  告白Ⅱ 使い終わった針を新しい針の山に放り込んでしまいました。(古い針があるとおぼしき付近の針を全部捨てました。それでも一週間ほどは気になってしょうがありませんでした。)
  告白Ⅲ インシュリンを打ち終わったとき、自分の皮膚に針を刺してしまいました。(まさかおやじはエイズではないと祈りました。)
  告白Ⅳ 腹膜透析のとき、開始操作と終了操作を間違えました。
  告白Ⅴ 腹膜透析のとき、机を動かそうとして、腹から出ているカテーテルをひっぱってしまいました。
  告白Ⅵ 腹膜透析のあと、排液袋を完全に閉めずに、床をぬらしました。
  告白Ⅶ 車椅子を押して廊下を曲がるとき、柱に父の足をぶつけました。

  重大な医療事故にあった人々にとって、医療事故は避けられないと聞くことはつらいことでしょう。しかし私たち夫婦は、十分注意をはらっているつもりでも、失敗はあるものだ、医者が失敗しても、あまり強くいえなくなったなと、経験を積んでいます。

平成18月6月
石川恒彦

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