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隠居からの手紙

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寺参り

  菩提寺に余りお見えにならない方に、趣味は寺参りだといわれて驚く事があります。別に信仰心があるわけではないが、各地の古刹や有名な寺を訪ねるのが楽しいといいます。山門を入って、本堂の前で手を合わせると、心が洗われ、すがすがしい気分になるといいます。

  どこの国でも、伝統教団は信徒離れに悩まされています。私の寺でも年に4回の大行事こそ、本堂から人があふれそうになりますが、毎月の妙見堂の例祭などは、参加者がめっきり減ってきました。

  説をなす人によると、現代は面白い事が沢山あるので、寺に来て暇をつぶす必要が無くなったのだといいます。テレビを見たり、老人クラブに遊びに行くほうが、ずっと楽しいのだといいます。

  果たしてそうでしょうか。仏さまと一緒に生きられるなら、こんなに楽しい事はありません。仏道は理屈ではなく実践です。何気なく仏像に頭を下げたとき、仏の道に一歩、歩を進めています。

  私の寺は観光寺でも祈願寺でもありませんが、見知らぬ人が手を合わせているのはよく見かけます。私は仏教の未来を悲観していません。

平成17年9月
石川恒彦

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