冬至は一年で夜が一番長い日です。毎年の冬至の日には、いろいろの伝承があります。大師講といって、この夜に、天台大師や、弘法大師、慈覚大師が訪ねてくるとされて、それを迎える行事が各地に伝えられています。キリストの誕生日とされるクリスマスも、冬至の行事が関係しているようです。
人間の運命は天体の運行と深く結びついていると考えられてきました。そこで、星を供養することにより、運勢を好転させようという信仰が生まれました。星が最も長く天空にある冬至の日が、星供あるいは星祭りにもっともふさわしい日だと考えられました。
池上妙見堂の星祭りも、毎年冬至に、終日営まれます。善星皆来悪星退散のお札が授与されます。